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2010年8月11日 (水)

相続について(架空事例)

後見人のしごとでこんなことがあったとしたら・・・。

架空事例です。

ある被後見人の親族の方が亡くなりました。その時は後見人(被後見人の代理人として)以外、連絡の取れる親族がいないこともあって、その後見人が代理人として対応しました。

被後見人は相続人の立場でもありました。いろいろと調べたり関係者から事情を聞くうちに、その親族にはどうやら借金があるらしい?ということになりましたが、詳細はつかめませんでした。

ここで相続の話になりますが、相続には3種類あって、

①単純承認 被相続人の権利義務をすべて承継すること。つまり、預貯金、不動産などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も、どちらも引受けることです。

②限定承認 被相続人にマイナスの財産がある場合、プラスの財産の範囲内で返済し、もし余りがでれば残りを相続することをことです。

③相続放棄 被相続人の権利義務をすべて放棄することです。

ちなみに限定承認と相続放棄は家庭裁判所に申述する必要があります。相続の開始を知ってから何もしないで3か月経過すると、自動的に単純承認となるわけです。

後見人はいろいろと考えた末、家庭裁判所とも相談の上、相続放棄の申述をすることになりました。費用、期間はそれなりに掛かりますが、万が一のことを考えての対応でした。無事に家庭裁判所に認めてもらうことができました。

さて、その後数年以上経過してから、あるところから、亡くなった親族は相応の借金をしているので、相続人である被後見人は借金を支払ってくださいという旨の連絡が届きました。一瞬ひやりとしましたが、相手方に連絡を取り「相続放棄申述受理通知書」の写しを送ることにより、事なきを得ました。

もしそのままにしておいて単純承認となったらと思うと、怖いですねぇ。

あくまでも架空事例ですが。

Ph_51 四阿山を眺める

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