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2010年10月 2日 (土)

後見人のしごと

後見人のしごとを改めて考えています。

基本的には財産管理と身上監護という言葉で表現されますが、財産管理とは文字通りご本人の財産を管理していくことです。一方で身上監護というと福祉の立場から見ると、権利擁護的な見方ができるかと思いますが、本来の意味は福祉施設入所契約や病院入院契約といったことなどを指しています。粛々と財産を管理し、生活に支障のないようにするといったことが基本的なところのようにもうかがわれます。

しかし、ただ食事、入浴、睡眠などといった基本的な生活面だけで生きていくといったことは通常あまりないと思います。時にはショッピングとしての買い物、温泉を満喫するために旅行に出かけたり、無駄遣いであることをわかっておきながらパチンコしたり、異性との付き合いなど、いわゆる人間らしい生活が無ければイキイキと暮らすことはできません。

だから基本的な後見業務に加えて、本人のニーズに沿って適切に代理権を使えば、様々なことができる可能性を持っていると思います。実際、私が行っている後見活動の中には、福祉送迎サービスを利用して、遠地まで旅行に出かけたり、娯楽施設の利用をされたり、映画やライブを観に行ったりといったことまで支援します。

基本的な生活(食事、入浴、睡眠など)

+イキイキ生活(旅行、ショッピング、人とのおつきあいなど)

といったところまでお手伝いしています。そこが掛かりつけ社会福祉士であるゆえんであると思っています。

マズローという心理学者は欲求段階説を提唱しました。

①生理的欲求

②安全の欲求

③所属と愛情の欲求

④承認の欲求

⑤自己実現の欲求

生理的欲求、安全の欲求など生きていくうえで欠かせないところを支援するのが、成年後見制度の核になる部分でしょう。しかし、所属と愛情の欲求や自己実現の欲求などはイキイキ生活に欠かせない部分なので、この部分で代理権を適切に使っていくことも必要かもしれません。考えようによっては後見人の業務はクリエイティブなものなのかもしれません

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成年後見」カテゴリの記事

コメント

初めてお邪魔します。

とても興味ある内容です。

私が書いている「介護福祉の話」というブログで
紹介させていただきました。

*第3999号です。

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