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2010年12月

2010年12月17日 (金)

改正障害者自立支援法

新聞報道によれば、改正障害者自立支援法が成立したとのことです。6月に一度法案が提出されたものの、廃案になってしまったのですが、今回は成立となりました。

主な改正点は、利用者負担の見直し、障害者の範囲の見直し、障害児支援の強化、地域での自立生活支援の充実などです。2点ほど印象に残った事項がありましたので考察してみました。

・障害者の範囲に発達障害者が含まれることが明確化

今までは範囲に含まれていなかったため、発達障害児・者の方が障害者自立支援法のサービスを受けるのには、精神障害者手帳を取得してから障害者自立支援法によるサービスを受けるなどの方法が取られることがありました。今回、範囲の明確化によって、手帳の取得をせずとも自立支援法のサービスを受けられるようになることが期待されます。

・成年候制度利用支援事業を市町村の必須事業に

本事業は従来は市町村の任意事業でしたが、必須事業になったことにより、費用の面で後見制度の利用が困難な方であっても、利用しやすくなることが期待されます。またこの必須事業が介護保険などの利用者にも波及することを期待したいものです。

2010年12月16日 (木)

星守る犬

コミックの紹介です。

もう半年以上前に買って読んだコミックです。

失業、持病を抱え、家族を失ったお父さんが飼っている犬とともに旅に出る物語です。その後の続きは実際に読んでいただくとして、作者のあとがきの中に、普通の人が普通の暮らしをしていくことが難しい時代になってきた旨の言葉が、とても印象に残ります。

Isbn97845753014341 表紙の犬とヒマワリが印象的です

物語には、現代日本の課題が、縮図として詰め込まれている印象がします。家族、失業、貧困、医療、福祉(ケースワーカーも登場します)。

日本の福祉は、介護保険や支援費(のちに障害者自立支援法)によって契約が導入されました。言い換えれば福祉を必要とする人がサービス提供業者からサービスを「買う」時代になりました。確かにいろいろなサービスが提供されるようになりました。その一方で福祉サービスを受けるにあたっていろいろな課題が生じてきたように感じます。どの程度の費用が支払えるによって受けるサービスに大きな幅が生じることにもなりました。

これから日本の福祉はどうなっていくのか?私も契約をベースにした福祉の場で実践している立場ですが、いろいろと考えさせられます。

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