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文化・芸術

2013年10月13日 (日)

石田徹也さん

美術館巡りが好きです。仕事の合間を縫って地方へ出かけた時には、その地域の美術館に寄るのはとても楽しいものです。

石田徹也さんの作品に出合ったのは数年前、「体液」という作品が初めてでした。本人の自画像と思われる顔が洗面台と一体化し、洗面器の中に三葉虫のような生物が佇んでいる絵です。顔からは涙が溢れています。バックの窓はとても明るいのですが、絵全体の表情は暗く物悲しい感じがします。2004年の作品ですが、翌年に彼は踏切事故にあって夭折してしまいます。

つい先日、たまたまNHK日曜美術館を観ていたら、彼の作品が放映されていました。しかも近隣の足利市で展覧会が開催中とのことだったので、さっそく行ってみたのです。

平日の夕方にもかかわらず多くの人が鑑賞していました。作品は108点、一人で行ったのでじっくりと観ることができました。子ども時代の作品から亡くなるまでの間を5つの時代に分けてみることができます。子ども時代の作品を除くと10年ほどの期間の作品が主ですが、この10年の間に作風は大きく変化しており、案内にもそのことは詳細に書かれています。どのように変化していったのかは、実際にご覧になって一人一人が感じ取っていただければと思います。

作品の脇には、作品ごとの彼自身のスケッチやアイデアが一緒に展示されています。これを一緒に観ながら鑑賞すると、より彼の世界を観ることができると思います。

足利市立美術館にて10月27日まで開催しています。

http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/index.html